スギナはどう見分ける?生やしておいても大丈夫?

スギナはどう見分ける?生やしておいても大丈夫?

庭や家庭菜園、畑に生えている雑草の一つに、スギナがあります。

スギナをどう見分けるか、そのまま生やしておいてもよいのか、庭の雑草と家庭菜園や畑の雑草の違いで説明します。

スギナの見分け方

スギナは、背が低い、細い葉っぱ、トゲ状の葉っぱ、群生する、手で抜くと千切れる、という特徴があります。

地下茎で勢力を広げて、鮮やかな緑色の茎が地上で伸びます。花は咲かせません。

スギナと似た雑草ではないですが、かわいらしいツクシはスギナの地下茎から生えてきます。条件がそろうと、ツクシが先に地上に現れて胞子を飛ばし、その後にスギナが伸びてきます。

人の手が入った畑や庭では、ツクシは見かけずスギナだけ出現することもあります。

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    スギナの対処方法

    スギナは、寒い時期を越すと一番最初に生えてくる雑草です。それだけに、寒さで枯れた草の中で目立ちます。

    庭のスギナの対処法

    芝生やほかの雑草が成長する前に、暖かくなると方々で伸びてきます。

    庭の景観を悪くするので、抜いたほうがよいです。しかし、根っこまできれいに抜くことは不可能です。

    地下茎をぜんぶとるのはあきらめて、手で引っ張って地面際でちぎるか、ある程度の大きさになったら生え際から刈り取ります。

    地上部で光合成して栄養を地下茎に送るため、地上部をタイミングよく刈り取ると、地下茎に栄養が遅れなくなり次第に弱っていきます。

    家庭菜園や畑のスギナの対処法

    家庭菜園や畑では、スギナは酸性に傾いた土壌に生えてきます。

    そして、土壌のアルカリ性に近づける働きがあります。

    スギナの地上部には、カルシウムやマグネシウムなどのアルカリ土類金属が蓄わえられていますので、スギナを刈り取って地表に置いて枯らすと、土壌の酸性度を改善できます。

    スギナの地下茎は、作物が根を張りたいところを邪魔する存在なので除去したいですが、手で引っ張っても途中で千切れるため、完全に駆逐はできません。

    それよりも、地上部が茂りすぎないように適宜刈り取って、土壌の栄養に変えるように活用したほうが良いでしょう。