庭や家庭菜園、畑に生えている雑草の一つに、ヨモギがあります。
ヨモギをどう見分けるか、そのまま生やしておいてもよいのか、庭の雑草と家庭菜園や畑の雑草の違いで説明します。
ヨモギの見分け方
ハコベは、ぎざぎざの葉っぱ、という特徴があります。
葉っぱ一つ一つは大きくないのですが、左右対称で切れ込みがあります。花の季節には、赤紫色の花を咲かせます。
生長して大きくなっても1メートルはいきません。
葉っぱからよい香りを発します。人は古来より、薬草や生薬、お灸の草として活用してきました。
ヨモギと似た雑草に、ブタクサがあります。
ヨモギの対処方法
ヨモギは葉っぱの生える密度が大きく、地面に日陰をつくってしまいますので、光合成をさせたい花や作物が近くにあるときは対処が必要です。
庭のヨモギの対処法
ヨモギは地下茎で勢力を伸ばします。ですので、庭に増え始めたら地下茎をも含めて対処したいところです。
ただし根っこががんじょうなので、スコップやシャベルで根っこから掘り出すようにします。
他に庭木や作物と重なって生えているときは、株元から刈り取って光合成をさせないようにし、弱らせていきます。
家庭菜園や畑のヨモギの対処法
家庭菜園や畑の土に生えるヨモギは、土の酸度が酸性~弱酸性になっていると生えてきます。
防虫成分が含まれているため、葉っぱが虫に食われない効果があります。
香りも強いため虫が近づきにくく、近くにある作物の害虫被害を減らすことにもつながります。
また、アレロパシー(他感作用)と呼ばれる、他の作物が生えにくくなる物質を出すとされます。
根っこが頑丈で、地下茎で株がふえていくので、同居できる作物は限定されますが、虫よけとして残しておきたい雑草です。