
庭や家庭菜園、畑に生えている雑草の一つに、ホトケノザがあります。
ホトケノザをどう見分けるか、そのまま生やしておいてもよいのか、庭の雑草と家庭菜園や畑の雑草の違いで説明します。
ホトケノザの見分け方
ホトケノザは、草丈が小さい、切れ込みのある葉っぱ、段々につく葉っぱ、赤い茎、地を這うという特徴があります。
葉脈がくっきりと見える葉っぱが、赤い茎をかこむように花びら状につきます。葉っぱの付け根からピンクの花が咲きます。
道端でも生えているのを見かけますし、手入れしている畑や庭でも見ることができます。
ホトケノザと似た雑草に、ヒメオドリコソウなどがあります。花の色は同じピンク系ですが、ヒメオドリコソウは葉っぱが大きく、楕円に近い形です。
ホトケノザの対処方法

ホトケノザは、地面を覆い隠すように横に広がると、そこにたくさんの葉っぱを付けます。他の雑草にとっては、光合成の邪魔をするイヤな相手です。
庭のホトケノザの対処法
ホトケノザを生やしたままにしておくと、他の雑草が生えるのを抑えることができます。
草丈はあまり高くなりませんので、適度に残しておいてもよいでしょう。
ほぼ一年中、葉っぱか花を見かけます。存在が気になるようでしたら、抜いてもよいでしょう。
根っこは強いため、手で引き抜くと、茎からちぎれてしまうことがあります。スコップを使い、根っこから掘り出すようにして抜くとよいでしょう。
家庭菜園や畑のホトケノザの対処法
家庭菜園や畑の土に生えるホトケノザは、土の酸度が弱アルカリ性になっていると生えてきます。
弱アルカリ性の環境は、作物が育ちやすい、微生物がすごしやすい環境です。畑が豊かになっている裏返しともいえます。
地表近くに繁茂するので、作物の光合成をさえぎることもありません。
地表面を紫外線から守ったり、乾燥や温度変化をやわらげたりするメリットがありますので、残しておいてもよいでしょう。