金属は時間長めで押さえていないとつかないです。全体での注意点は、アロンアルファを大量に塗布しないこと、薄く塗布することを心がけます。量が多すぎると、大気中の湿気と触れない部分ができ、反応が完結せずくっつかないためです。
解説
瞬間接着剤がくっつかない!
日常の暮らしの中で、瞬間接着剤にお世話になることは多いですね。
100均の収納容器やなどのプラスチック製品の補修、冷蔵庫につけているマグネットの修理、玩具の修理などなど。
アロンアルファが有名で、100均でも手に入るので気軽に使いますが、いつも通りに塗ったつもりでも、くっつかないときがあります。
あれ、これってくっつかないものだったんだっけ?と疑問がわきます。
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くっつかないものは?
普段と違うものを接着しようと思った時は、アロンアルファが苦手なものには注意が必要です。
アロンアルファが得意な素材は、鉄・アルミ・SUSなどの金属同士、プラスチック同士、ゴムです。
ただし樹脂の中でも、スーパーのポリ袋、食品の包装袋、食品のラップフィルムはくっつかないものの代表例です。これらの、ポリエチレン、ポリプロピレンといった素材のものはくっつきません。
フッ素樹脂も接着できません。フッ素樹脂の品物はあまり見かけませんが、他のプラスチックの表面にコーティングされることはよくあります。ガラスの接着も苦手です。
くっつくはずの素材なのにつかない、その時は使い方を疑いましょう。
瞬間接着剤は湿気で反応する
基本的な瞬間接着剤の材料は、瞬間接着剤の代名詞となったアロンアルフアをはじめ、一般的にはシアノアクリレート樹脂がほとんどです。
瞬間接着剤に含まれるシアノアクリレート樹脂は、容器の中では液状で流動性があります。
ところが、容器から空気中に押し出すと、大気中の湿気や接着物の湿気を使って急速に接着反応を開始します。
シアノアクリレート樹脂同士は、互いに手をつなぐように反応して流動性を失い、固体状になり接着します。
しかし、湿気が接着剤の量に比べて少ないと、くっつかないことが起こります。
例えば、金属はプラスチックより表面の湿気が少なく、時間を長めに押さえていないとくっつかないです。
塗り方のコツは?
湿気と接着剤の量のバランスが崩れるのは、接着剤を大量に厚く塗った時です。
空気や接着物と触れているところは、湿気が供給されて反応が進みますが、接着剤液の内部は反応が終わりません。
その結果、未反応の部分は粘度が低くゆるいので、ちょっと接着物を動かしただけで取れる羽目になります。
アロンアルファは、接着面に少量を点々と塗布して、接着物同士て押し伸ばして薄く接着しましょう。
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