子どもが飛び出す!庭に柵をつけたい!

子どもが飛び出す!庭に柵をつけたい!

子どもがよちよち歩きだったのが、かけっこができるぐらいに成長すると、遊ばせている間も目が離せません。

持ち家の庭で遊ばせていても、何かの拍子に駐車場や道路へ出て行ってしまうこともあります。まだ経験値が少ない子供には、自動車が危険なことはわかりません。

庭に、子どもが飛び出さないように柵をつけないと、安心して遊ばせられませんね。

家の外構とは違う、行ってほしくないエリアへの通行を止める、子供向けの柵の作り方を説明します。

土の地面に立てる柵

庭に土を入れてあるお宅では、木の杭を土に打って支柱とし、支柱につづら折り状の伸縮柵を取り付けましょう。

つづら折りとは、アコーディオンの伸縮部分のように、何重にも折り重なった状態、この形になるように板を何枚も連結した柵です。

これは畳むと占有スペースが小さくて済むのに、拡げると幅広になります。

作り方は、薄くても簡単にたわまない程度に硬い、シナベニヤ合板やラワンベニヤ合板を、互いに蝶番で連結していきます。

端の板は、木の杭としっかりと固定します。蝶番を使うのが難しいときは、釘やビスで動かないよう留めても良いでしょう。

例えば柵を置きたい隙間が3メートルの幅であったとしたら、幅30センチの板を10枚、蝶番で連結します。木の杭が伸縮柵の重さに耐えられず傾くようでしたら、木の杭にねじ込みフックを取り付けて、別途地面に打った杭と針金で結んで、傾きに耐えるようにします。

蝶番の可動芯には多少のクリアランスがあるため、板を連結していくと重みで先端の方が地面に近づいていきます。木の板の蝶番を取り付ける時に意識して傾きを補正しましょう。

土がない砂利面やコンクリ面の場合

杭が打てない場合、バリケードを置く方法があります。風で簡単に倒れないよう、工事現場のバリケードのようにローマ字の「A」をイメージして、木で柵を作ります。

2×4材を互いにAの字になるように組み合わせられる、ソーホースブラケットという金物が、ホームセンターで手に入ります。これを使うと、工事現場のバリケードのように2×4材を簡単に組み合わせることができます。

これで作った骨組みだけだと、子供にすり抜けられてしまいますので、ダイソーなどでも手に入る手頃な木の板を組み付けて、子供が通れる隙間をなくします。

道路へ面した範囲が広すぎる

カーポートの入り口のように、道路面への開口部が広い場合は、何が何でも柵を作ろうとするのは無理があります。

もし園芸をやる方なら、土を入れたプランターをならべておくのも一つの方法です。未就園児であれば、プランターを一思いに飛び越えることはできません。

園芸をしない方でも、空のプランターに2Lペットボトルを入れて重しとし、それを隙間なく並べておくことができます。

子供が走っていっても一旦立ち止まるような、駆け足で超えられない高さの仕掛けが大事です。