ユニクロームめっきという表面にだけつけた金属膜のことです。サビ防止と見た目の美しさを兼ねて、亜鉛の薄い膜の上にクロム加工物の膜を付けることが行われます。
解説
ユニクロのメッキとは?
ユニクロ処理をするネジや釘などの素材は、元は鉄です。
鉄はさびやすいため、サビの発生を遅らせるためと見た目をよくするためにメッキを施します。
よく、人が自分の悪い行いで評判を落とす時に、「メッキがはげた」なんていう表現をしますが、
元の素材の上に、うすく別の金属膜をつけるのがメッキです。
ユニクロームめっきは、亜鉛でメッキ皮膜を付けた上に、クロム酸水溶液でクロム加工物の膜を付けています。
ユニクロメッキのメリットは?
ユニクロメッキをすると、表面が青白色~白色になり光沢がでて、見た目が良くなります。
少なくとも、鉄がサビて赤茶色になるよりは、よっぽどましです。
その代わり、メッキの処理によっては黄色くなります。
しかし、ユニクロメッキをしても表面の亜鉛がさびます。亜鉛のサビは意図したもので下地の鉄の代わりに最初にさびるのですが、いずれは鉄も錆びます。
メッキに意味はある?
メッキをしないものよりはサビの発生を遅らせられます。
さびるのも良い点があり、表面に凹凸を付けない鉄釘は、表面にサビが発生することで木材との間に複雑に凹凸ができ、強度が増す効果もあります。
サビが進行すると、元の基材からサビが脱落しやすくなりますので、強度は逆に落ちるのが普通です。
長年触っていなかった木ネジや釘を抜こうとして、途中で折れるのはサビの要因もあります。
屋外で雨風にさらされるところや、屋内で湿気のあるところでは、ユニクロメッキのビスは使わないようにしましょう。
その代わりに、さびにくいステンレスの釘を使うが良いです。
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