木工用ボンドを削るには?失敗しないコツは?

木工用ボンドを削るには?失敗しないコツは?

回答:

木工ボンドが固まった後に削るときは、ナイフやカッター程度ではなかなか取れないので、電動工具で削る。差支えなければ熱湯などで弱らせるもの有効。

解説

木工ボンドを削るには

木工の作業で、木材同士を接着する場面では木工用ボンドにお世話になります。学校の工作の授業を皮切りに、ちょっとした小物の製作、木工製品の剥がれの補修などに活躍します。

木工ボンドは100均でも手に入るのでなじみがありますが、いざはがそうとして削るとなかなか大変です。良い方法はないのでしょうか。

木工用ボンドの仕組み

基本的な木工用ボンドの成分は、木工用接着剤の代名詞となった木工用ボンドをはじめ、一般的には酢酸ビニル系の樹脂が主成分です。これを水に溶けるように処理して、液体状にしています。

乾燥後は、透明な硬い固体状になります。硬度が大きく、ナイフやカッター程度ではなかなか取れないので、電動工具のサンダー等で削るのが効率的です。

研磨系の電動工具をもっていない場合、接着基材側が差支えなければ、熱湯に浸して樹脂自体を劣化させる方法もあります。木工用ボンドの成分は水と熱に弱く、物理的に削る前に水と温度で硬度を下げると、はく離しやすくなります。