
庭や家庭菜園、畑に生えている雑草の一つに、クズがあります。
クズをどう見分けるか、そのまま生やしておいてもよいのか、庭の雑草と家庭菜園や畑の雑草の違いで説明します。
クズの見分け方
クズは、小さいときは楕円の葉っぱ、生長すると大きい葉っぱ、地を這う、つるを伸ばす、という特徴があります。
葉っぱは節ごとに3枚づつ付き、つるを伸ばしてどんどん長く生長します。
あまり人が歩行しない、造成した斜面や、平地から里山に入る山沿いに茂ることが多いです。
放っておくと、周囲につるを絡ませながら茎を長く伸ばします。
クズに似た雑草はありません。
クズの対処方法

クズは暑い時季に目立って増えます。葉っぱも大きく、つるを出して広い範囲に茂るので、見た目にも邪魔な雑草という感じを受けます。
庭のクズの対処法
茎がどんどん伸びて、つるが庭木や低木にかかると、地平から離れて上昇していきます。庭木の見栄えが悪くなるので、気になるようでしたら抜いてもよいでしょう。
ただし、根っこはとても深くまで張っているので、簡単に除去することはできません。小まめに地上部を刈り取っているうちに、生長するシーズンを過ぎて目立たなくなります。
生え始めているところが庭木の茂みでわからないときは、つるの先に生長点がありますので、つるの先を刈って生長をおさえます。
すると、刈ったところは伸びなくなり、代わりのその他の場所から新たなつるを伸ばし始めますので、繰り返しつるの先を刈り取ると勢いがにぶってきます。
家庭菜園や畑のクズの対処法
家庭菜園や畑の土に生えるクズは、つるが作物の茎や葉っぱにからまって、クズの葉っぱの重みで作物を倒してしまいます。
葉っぱも大きいため、作物の幼苗が行う光合成を阻害してしまいます。
クズを見つけ次第、株元から刈り取りましょう。
クズの根っこは地中に深く張っていますので、手で引っ張っても根っこからすべて抜くのは難しく、茎の途中で切れてしまいます。