庭や家庭菜園、畑に生えている雑草の一つに、オオアレチノギクがあります。
オオアレチノギクをどう見分けるか、そのまま生やしておいてもよいのか、庭の雑草と家庭菜園や畑の雑草の違いで説明します。
オオアレチノギクの見分け方
オオアレチノギクは、草丈が大きくまっすぐ伸びる、細長い葉っぱ、外周に切れ込みがあるギザギザの葉っぱ、という特徴があります。
土の状態も季節もあまり選ばず、いつでも見かける雑草ですが、暑くなるころ黄色い花が咲き、花が終わると綿毛がつきます。
オオアレチノギクと似た雑草に、ヒメムカシヨモギがあります。ヒメムカシヨモギのほうが日本在来種で、オオアレチノギクは外来種です。
どちらも、生える時期や草丈などに大した差はなく、すみ分けて生えることもありません。
オオアレチノギクの対処方法
オオアレチノギクは、季節を問わず発芽します。
道端では一株だけ生長することもありますが、空き地ではたくさんのオオアレチノギクが密集して伸び、細長い葉で太陽光がさえぎられ、地面には日が当たらなくなってしまいます。
庭のオオアレチノギクの対処法
草丈が高くなってくると目立ちます。人が普段目にしないところで、気が付くと腰や胸の高さまで伸びていることもあります。
生えたまま残しておいても、あまりメリットはなく、地表付近の植物の光合成をさえぎりますので、抜いたほうがよいでしょう。
茎の根元を手でつかんで引き抜くと簡単に抜くことができ、抜くのに苦労はしません。
密集して生えることが多いので、いちいち抜くのが大変であれば、株元から刈り取ってもよいでしょう。
家庭菜園や畑のオオアレチノギグの対処法
家庭菜園や畑の土に生えるオオアレチノギクは、どちらかといえば土がやせていて、雑草の多様性が少なく、土が固いときに出てくることが多いです。
土が固いと、生えてくる草の種類が増えません。そこで最初にオオアレチノギクのような、根っこが太く深くまで到達する雑草が生え、硬い土を割って空気や水が地中まで入るようにします。
すでに作物を栽培しているときにオオアレチノギクが生えてきたときは、いずれ作物よりも草丈が大きくなりますので、光合成を邪魔されないように抜き取ります。
根っこは直線的で、簡単に向けます。抜くときに根っこが周りの土をたくさん抱えてくることはありません。